Plesk のデータバックアップ機能と復元機能を使用して、以下の操作を実行できます。
以下の表は、様々なレベルのバックアップに含まれるオブジェクトの概要を示しています。
サーバレベル |
構成のみ |
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構成およびコンテンツ |
上のすべてと、以下のオブジェクト:
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ユーザアカウントレベル |
構成のみ |
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構成およびコンテンツ |
上のすべてと、以下のオブジェクト:
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契約レベル |
構成のみ |
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構成およびコンテンツ |
上のすべてと、以下のオブジェクト:
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バックアップは、次の 2 つの場所に格納できます。
Plesk は 2 種類のバックアップをサポートします。
増分バックアップを使用すると、バックアップの処理時間が飛躍的に短縮され、バックアップファイルが占有するディスク容量を抑えることができます。
注:Plesk では、増分バックアップにウェブ、メール、データベースホスティングに関連するデータが含まれますが、実際に増分バックアップされるのはウェブホスティングデータのみです。つまり、ウェブに関連するデータのみが増分バックアップで考慮され、メールとデータベースに関連するデータはすべてが含まれます。
増分バックアップには、契約で作成されたファイル全体が含まれます。その一部ではありません。Plesk は、データが変更されたかどうかを、ファイル全体をベースに判断します。このために、Plesk はバックアップ作成時に各バックアップに対して作成される索引ファイルを使用します。索引ファイルには、契約に存在したすべてのファイル、それらに関する情報(サイズ、変更日、パーミッション、所有者など)がリストされています。フルバックアップではすべてのファイルがリストされますが、増分バックアップでは変更された数ファイルのみがリストされます。リストされたファイルが、バックアップに含まれているファイルです。
Plesk があるファイルをバックアップに含めるかどうかを判断する方法:
バックアップおよび復元機能の使用権限が付与されている顧客は、顧客パネルから独自のアカウント設定およびウェブサイトをバックアップし、復元することができます。顧客、リセラー、リセラーの顧客の顧客パネルに、バックアップリポジトリへのショートカットが追加されます([ウェブサイトとドメイン]>[バックアップマネージャ])。
Plesk ユーザは、バックアップタスクのリスト([ツールと設定]>[バックアップマネージャ])で、バックアップを作成したユーザの役割(管理者、顧客、またはリセラー)を確認することができます。これにより、顧客は自ら作成したバックアップを契約のテクニカルバックアップから見分けることができます。テクニカルバックアップは、管理者またはリセラーがより大規模なバックアップの一環として顧客の契約をバックアップすると発生します。例えば、Plesk 管理者がサーバレベルのバックアップを作成すると、顧客の契約もすべてバックアップされ、管理者が作成した契約バックアップとして顧客に表示されます。
特定のバックアップが失敗すると、バックアップタスクの専用フィールドにエラーの詳細が表示されます。
Plesk 11.0 以降では、パスワード保護によって、バックアップ内の機密データを保護できるようになりました。この保護のおかげで、外部バックアップストレージでセキュリティ侵害が発生しても、攻撃者がバックアップデータにアクセスすることはできません。
バックアップのパスワードは、以下の方法で指定できます。
こうしたバックアップを Plesk に再びアップロードし、復元を試みると、保護に使用したパスワードの入力が求められます。
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